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オープンニング特別公演:非凡な普通の人に

楊世豪(ヤン・シーハオ)
ジャンル
現代サーカス
日時
2021.12.25 (土) 18:00-18:15 GMT+9
2021.12.25 (土) 20:00-20:15 GMT+9
会場
衛武営国家芸術文化センター
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非凡な普通の人楊世豪(ヤン・シーハオ)は「この歌を聞くまで、私は成功とは無縁だったが、非凡な人になろうという思いを諦めたことはなかった。本当の成功とは、手に入れようとしてきゅうきゅうとするものではなく、自分の好きな世界に熱中し、その世界で力を高めていけば、自分の世界について理解してくれる人がいなかったとしても、負けたことにはならない」と話す。

この作品の制作が始まったのは、ずいぶん前からで、世界的に知られたパフォーマーになるよりも前のことで、ヤンが得意とするフラフープに出会う前のことでもあり、ヤンが非凡な普通の人であるということを、私たちはだれも知らなかったころよりも前のこと。

フラフープ・パフォーマーの楊世豪(ヤン・シーハオ)は、今回、シンガーソングライターの陳珊妮(サンディー・チェン)の作品「非凡な普通の人に」を創作の主軸とした。無機的に見える回転に、重たいことを軽やかに表現する言葉とメロディーを組み合わせ、自身の成長過程にあった日常の断片を紡ぎ出す。コロナ感染症が猛威を振るったこの1年、私たちは日常というものから離れていってしまったのだろうか。遠く忘れ去ってしまった普通の生活とは、どのようなものだったのか?

「3文字であなたの今の暮らしを説明してみる」

この歌の前奏で、あなたの頭にはどんな言葉が浮かぶだだろうか。ヤンとそのパートナーであるフラフープは、一人一人の思い出を集めて静かに回転し、時に軽々と舞い、時に重々しく落ちる。目を閉じて叫んでしまうような数々のアクションは、最も慣れ親しんだあの日常の一コマを心の中によみがえらせる。

そして、私たちにはできる、なんでもできると信じる。
この曲を聴いてから、人生とは何かを改めて考えるようになった。フラフープを回すと、最初のふらふらする段階を経て、だんだんと道がはっきりしてきた。振り返ってみると、幸いなことに、私自身は決してだれかのために回っているではなく、サンディーの曲に合わせて、自分のために回っていて、ものすごく非凡になっていた。
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衛武営国家芸術文化センター。撮影 © 彭仁義。
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楊世豪(ヤン・シーハオ)
楊世豪(ヤン・シーハオ)
楊世豪(ヤン・シーハオ)は、2011年にサーカスに出会う。「馬戯之門/サーカス・ゲート」の創設者、アートディレクター。ハットジャグリングからこの世界に入る。台湾を代表し、スイスのサーカスフェスティバル「Young Stage」、キューバの「Circuba」、ドイツの「Variete Am Seepark Freiburg」といった国際的な舞台に立つ。2015年から、舞台やストリートでフラフープ・パフォーマンスを披露している。最近では、台南ストリートパフォーマンスでチャンピオンに、また、大道芸ワールドカップin静岡のゲストパフォーマーとなる。フラフープのパフォーマンス影像の閲覧数は千万回を超えている。アジアズ・ゴット・タレント (亞洲達人秀)に登場後、知名度は上がり、現在、サーカスの長編作品の作成やサーカスの文化的背景の記録、さらには社会へ還元を目的とした公開講座プログラムの開発に取り組んでいる。