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アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)〜

やなぎみわ ✕ 秀琴歌劇団 ✕ 春美歌劇団 ✕ 明華園天字戯劇団
ジャンル
演劇
日時
2021.12.25 (土) 20:30 GMT+9
会場
衛武営国家芸術文化センター
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日本の現代アートのトップチーム ✕ 南台湾の3大劇団
現代アートの美学 ✕ オリジナル歌仔戯 ✕ ランの移動式インスタレーション
島嶼幽境深山中,
身穿白綢聞清香,
悠悠古調隨風送,
花開踏雲一重重。

島の秘境は山深く、
白の絹纏て清々しい、
風は歌運びて、
花咲き誇る。
日本の現代アートの美術作家、やなぎみわと、南台湾の歌仔戯3大劇団「歌劇団」、「歌劇団」、「天字戯劇団」とのコラボ作品。日本の現代アートの美術作家、やなぎみわと、南台湾の歌仔戯3大劇団「秀琴歌劇団」、「春美歌劇団」、「明華園天字戯劇団」とのコラボ作品。歌仔戲の作詞家・脚本家の王友輝(ワン・ヨウフイ)、作曲家の周以謙(チョウ・イチエン)、編曲の朱雲崧(ヂュー・ユンソン)、衣装デザイナーの靳萍萍(ジン・ピンピン)、振付師の蔡博丞(ベンソン・ツァイ)を招き描く、台湾固有特有のコチョウラン阿婆蘭(アポーラン)をテーマにした、台湾の歌仔戯と白いコチョウランの変化の旅。

「歌仔戯」とは?
台湾語で「ゴアァヒ」と呼ばれる。別名・台湾オペラ。
男役スターを中心に、賑やかな音楽と多彩な衣装で歌い踊る舞台は、一見、台湾版の宝塚歌劇だが、座長たちは60代の男役。女性たちが年齢に関係なく生涯演じ続け、自ら運営する台湾独特の歌劇団である。

「アフロディーテ 〜阿婆蘭〜」の物語:
台湾の深山に密かに咲く可憐な胡蝶蘭、阿婆蘭(アポーラン)は、人間に改良され、豪華な蘭となって量産されています。蘭とともに生きる村人たち、蘭の美に執着する人間たち、そして悠久の時を生きる蘭の精たちが紡ぐ物語です。
如蝶翩翩離故鄉,
悲歡聚散本無常,
漂洋過海世界上,
蘭花代代歌未央。

蝶の如く羽ばたき故郷を離れ、
一期一会は無情の事、
世界の海を漂いながら、
蘭は歌い続ける。
GALLERY ギャラリー
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和zoom icon
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和zoom icon
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和zoom icon
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和
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「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和zoom icon
「アフロディーテ 〜阿婆蘭(アポーラン)」のためのスケッチ © 柳美和
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やなぎみわ
やなぎみわ
美術作家・舞台演出家。1967年神戸市生まれ。京都市立芸術大学で工芸を学ぶ。 写真作品などで国内外で多くの展覧会を開催し、 2009年第53回「ヴェネツィア・ビエンナーレ」美術展日本館代表作家。 2011年から演劇活動を開始し、美術館や劇場での公演を行う。 2015年に「ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ」で北米ツアーを実施。 2016年夏より台湾製の移動舞台トレーラーによる野外演劇「日輪の翼」(原作:中上健次原)を各地で旅巡業している。 マシンを使用したパフォーマンスや、写真作品の個展など、美術と舞台の両分野で活動中。
秀琴歌劇団
秀琴歌劇団
「秀琴歌劇団」は1986年、団長、張秀琴(チャン・ショウキン)により台中で結成された。「天王小生(若い男性役)」と称された張秀琴、「金嗓小旦(女性役)」の愛称で呼ばれた苦旦(泣き役)の荘金梅(ジュアン・ジンメイ)、そして振付の才女と呼ばれた米雪栄(ミー・シュエロン)の実力者三人が、劇団のために黄金のトリオを結成した。近年では、劇団の愛娘である張心怡(チャン・シンイー)の台頭が、劇団の華やかさに拍車をかけている。張秀琴団長の地道な努力が認められ、2004年には「中興文芸戯劇賞」を、2018年には「第25回世界中華文化芸術薪伝賞-地方戯劇賞」を受賞した。

2001年より「秀琴歌劇団」として舞台公演を行う。文化部国家扶植団体及国芸会園芸団体年度賞助プロジェクトに連続選出される。同劇団は、長年にわたり洗練された公演を行っており、毎年、少なくとも1作の新しい演目を製作、上演し、これを劇団の特色としている。長年にわたり、歌仔戯屋外公演、台北市の保生文化祭、社区芸術巡礼などにおいて、伝統的な歌仔戯公演を上演しており、「伝芸金曲賞」にも何度もノミネートされている。
春美歌劇団
春美歌劇団
著名な歌仔戯(ゴアヒ)の小生、郭春美(グォ・チュンメイ)が2000年に立ち上げた。「革新的で変化を求め、トレンドを牽引する」を特色とし、役者も観客も若くて才能のあるとして知られている。普段は大きな節句の際の寺廟での公演が中心で、年間約200回の民戯(廟口歌仔戯)を上演しており、文化公演やお祭りでの公演にもよく招かれ、その足跡は台湾全土に広がる。限られた資源の中で公演を止めることなく活動しており、劇場効果を利用した新しいスタイルの公演を行い、歌仔戯の伝統的文化の美しさの普及と保存を願い、多くの力を注いでいる。

2004年から連続して文化部の国家支援団体に選出。2004年には『古鏡奇緣』、2005年には『青春美夢』、2008年には『将軍寇』、2011年には『我的情人是新娘』で、第1回、第2回、第4回、第6回の(財)国家文化芸術基金会の「歌仔戯制作及び発表」プロジェクトに選出。『将軍寇』は、第44回テレビ金鐘奨の伝統戯劇節目賞にノミネートされた。2012年には『夜王子』で第11回台新芸術賞に、2017年には『彼時我在等你』で、2019年には『聶采霞的心』で第28回&第30回伝統芸術金曲賞年間最優秀劇団賞にノミネートされた。2019年には、『聶采霞的心』で第30回伝統及び芸術音楽金曲奨最優秀伝統影像音楽アルバム出版賞を、また『咫尺天涯』で第30回伝統及芸術音楽金曲奨最優秀音楽デザイン賞を受賞。
明華園天字戯劇団
明華園天字戯劇団
家に代々続く台湾歌仔戯を継いだ「明華園天字戯劇団」は創立者の次男、陳勝典により1983年に創設された。当初は「明華園姐妹戯劇団」(第二団)という名称で、台湾各地で上演を行い人気をはくし、30年以上の歴史がある。2002年には「明華園天字戯劇団」に改名。屋外での歌仔戯公演を踏襲するだけではなく、現代演劇のコンセプトを取り入れ、伝統演劇に新たなアイディアを取り入れている。

近年、第十四回世界中華文化芸術台湾戯劇薪伝賞』受賞の陳昭香(チェン・ザオシャン)と陳進興(チェン・ジンシン)団長に率いられた劇団は、野外舞台での公演は常に満席であるだけでなく、シンガポールでも公演を行っている。国家文化芸術基金会の支援を得て、伝統技術の継承を行っているほか、伝統戯曲への貢献にも力を注ぎ、将来的にはより多くの新しいスタイルや形式を歌仔戯に取り入れ、伝統芸術の継承に深く貢献していきたいと考えている。
脚本・演出・美術|やなぎみわ
出演|秀琴歌劇団、春美歌劇団、明華園天字戯劇団
作詞・脚本|王友輝(ワン・ヨウフイ)
作曲|周以謙(チョウ・イチエン)
音楽|朱雲嵩(ヂュー・ユンソン)
衣装デザインコーディネーター|靳萍萍(ジン・ピンピン)
衣装デザイナー|呉照祥(ウ・ジャオシャン)、林玉媛(リン・ユイヨェン)
照明デザイナー|藤本隆行
映像デザイナー|三谷正
振付|蔡博丞(ベンソン・ツァイ)
演奏者|陳歆翰(チェン・シンハン)、郭珍妤(グオ・ジェンユイ)、呉權展(ウ・チュエンジャン)、王沛姍(ワン・ペイシャン)
プロデューサー|新田幸生
制作統括|山崎佳奈子、清水翼
制作舞台監督|呉維緯(ウ・ウェイウェイ)
プログラム管理|楊喬安(ジョアン・ヤン)、陳御弼(チェン・ユイミー)
公演舞台監督|張婷婷(チャン・ティンティン)、陳正華(チェン・ジュンフア)
制作コーディネーター|財団法人高雄市芸起文化基金会
プロジェクション統括|王奕盛(イーサン・ワン)
プロジェクション技術|博揚国際 Ltd.
サウンドフィールドデザイン&オーディオ統括|陳鐸夫(チェン・トォフゥ)
音響設備|飛揚音響
舞台技術統括|周志瑋(ジョウ・ジーウェイ)
ステージ制作|呈旭空間實業Ltd.
ステージ制作|義特舞台音響工程Ltd.
共同照明デザイナー|宋永鴻(ソン・ヨンホン)
アシスタント照明デザイナー|呉以儒(ウ・ウェイウェイ)
照明設備|巨航燈光音響 Ltd.
ロボット制作|政岡恵太郎、中野将生
ロボットオペレーター|羽柴英明
コーラスコーディネーター|藍貝芝(ベシー・ラン)
出演者提携|樹徳大学パフォーミングアース学部
スペシャルサンクス| 京都芸術大学 ULTRA FACTORY、一般財団法人 おおさか創造千島財団、大田和司(舞台監督)、黒飛忠紀(舞台監督)、李文珊(リ・ウエンシャン)、李恵美(リ・ホゥイメイ)、沈昭良(シェン・ジャオリャン)、林于竝(リン・ユビーン)、胡哲明(フゥ・ジョミーン)、張啟豐(ジャン・チフォン)、陳錦誠(チェン・ジンチェン)、鄒佳晶(ジュイ・ジャジン)、蔡欣欣(ツァイ・シンシン)、謝筱玫(シェ・シャオメイ)